Maidensnow Online のえるんのなつやすみ_2

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のえるんのなつやすみ_2

最高でふいんきもの背景とBGMが付く程度の読み物として
だいたい同じ文章が本編で閲覧できるようになります。

一日目、到着直後。
二階にて、ゆきのと征二。
 
 
 
「ふーん・・・ じゃ、せーじさんも小さい頃は住んでたんだ?」

ふわり。
フレアスカートをはためかせながら後れ毛を除けて振り返る。

視界を布地に塞がれながら、征二は奇妙に納得しつつ、
階段の縁に手を添えた。

「うん、まあね。 母さん一人で大変だったから、はーちゃんがね。
小学校とかその前ぐらいだから、相当昔の事なんだけどさ。」

埃や黴ともおそらく違う、独特のそれに香りが混じる。

「見ての通り、あーいうばーちゃんだから、結構楽しい感じだったけど。
色々探検なんかして、押入れとか床下なんかも、広いんだ。」

柔らかに、風をはらんだ緑の壁をやり過ごし。
ゆきのに続いて征二は二階へ。
若く元気に見えるとは言え、祖母も高齢だ。
しばしば泊まりに来る時も、寝所の支度は自分でしていた。
恐らくゆきのも同じであろう、
階段脇の出窓は既に開かれ、待ちわびたとばかりに風を引き込む。

「あ、わかるわかる・・・。 わたしもさー、割と小さい頃はおかーさんの
実家やなんかで暮らしてたからーーー。
つまり毎日がうさぎおいしかのやま、時はまさにズーズーズーだよ!」

何の気なしに開いた窓へ、雲ひとつない空へと目を遣りながら、
さらりと区域を指示すると「何の違いもねえだろう」と空耳のような結びを述べる、
ゆきのと祖母は確かに似ていて、ウマが合うのも自然に思えた。

「何ていうか、姉妹とか言っても通れるんじゃないかな・・・」

ぼんやりと、つまりそうしていても差し支えないほど慣れている、
受け持ち範囲を引き戸の窓を開いて回り、そうする途中で何とはなしに口にする。

するとさすがのゆきのも逃したと見え、ぱたんぱたんと窓を押しやるその間隙に、
何を言ったと尋ねて返した。
意に介するなとひとまず応え、すっかり支度がよくなると、
窓辺に座して話を切り出す。

「はーちゃんと、仲いいよなって言ったんだよ。 さっきの、ゆきのがさ。」

背中を預け、首を巡らす。
応じるゆきのは襟足を拭う甲から見下ろし、吹き込む風に長い髪を遊ばせて。
窓から見上げる青空に若草色のブラウス姿が、驚くほどに映えていた。

「まるで姉妹か何かみたいだ。」

そんなわけであるからして、続く言葉がうっかり口を転がり落ちる。
さすがにまずいと気づいた時には、半笑いへと至る道、志半ばに倒れたような
良くも悪くもない、頓珍漢だと笑ってほしい。
そんな微妙な反応を見た。

「あー! わかる、わかる!!
はーちゃんまさに、三人寄れば文殊の娘って。 超おばあちゃん級のお茶目さんだしねー。
ゆきちゃんも稀に、前世でコンビにファミリー劇場。 あながちなくはない感じする!」

杞憂。 アンドザ杞憂。
思ったとおりかそれ以上、ゆきのと祖母は親しいようだ。

(やっぱりそうだよなあ・・・)

さすがにちょくちょく、祖母とゆきのが同年代に見えるとか、そういう事は普通はない。
雰囲気だろうと結論付けると、しばし思い出話に二人で興じた。
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第二回!
プロフィール

暴兎(あばれうさぎ)

Author:暴兎(あばれうさぎ)
自分のやりたいゲームを開発しているうさぎ目。
がぞうはまだない。
好きないいところだぞはフクオカはいい所だぞ。
現在のカイトゥぱすは usabox。

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"メイデンスノウの妖怪大魔境シリーズ"
では、●MACK●様作成のキャラクターグラフィックを改造したりばらしたりして利用させていただいております。


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